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電子書籍をセルフ・パブリッシングで出版するのに必要なものとは?

2014.10.14

電子書籍イメージ

電子書籍出版を、個人がひとりですべて行うことを自己出版(セルフ・パブリッシング)と呼んでいます。

呼び名は似ていますが、紙書籍の自費出版と同じではありません。その最大の違いは、出版に必要な費用です。紙の本を自費出版しようとしたら、大体50万円から、300万円くらいが必要になります。

一方で、電子書籍の自己出版=セルフ・パブリッシングに必要な費用はゼロです。

すべて無料で行うことが出来ます。この点について、詳しくお知りになりたい方は続けてご覧ください。

 

1.はじめての電子書籍出版に必要なツール

まず最初に比較対象の意味で、紙書籍の自費出版に必要な費用を確認しておきましょう。

自費出版についてのまとめ

 このように、流通までを考えた出版をするには、300万円近くの費用が必要となります。これをどう考えるかは、個人の考え方、そして経済的な問題となります。

紙書籍の自費出版には厚い壁が存在していたと言わねばならないでしょう。

 

1-1.電子書籍出版の幕開け

日本における電子書籍の本格的なスタートは、AmazonのKindleストアが日本でオープンした、2012年10月と言ってよいでしょう。それまでも、多くの電子書籍規格が誕生し独自のサービス展開を試みていたのですが、どれも最終的に普及するまでには至りませんでした。

なぜ、本格的なスタートかと言いますと、Kindleストアと同時にオープンした、Kindle ダイレクト・パブリッシング (以下、KDP)が日本の電子書籍作家達に画期的なチャンスをもたらしたからです。

個人がいつでも自由に、しかも無料で電子書籍出版を可能にしたのですから、KDPが与えたインパクトは、相当画期的なことです。この点につきましては、別の機会に詳しく解説することと致します。

まずは、はじめての電子書籍出版に必要なものと、その費用についてお伝えして行きましょう。

※電子書籍作家を志す方々に向け、主にAmazonから電子書籍をセルフ・パブリッシングするケースを前提に解説して参ります。

 

1-2.必要なツールとは?

■作業環境:PC ──まったく初めて、電子書籍に取り組む場合、最低限必要な物があります。それはPCです。WindowsでもMacでも構いませんが、PCが必要です。

タブレット端末や、スマートフォンでは電子書籍の作成に必要なPCソフトウェアが動きませんので、作ることは出来ません。

PCは、デスクトップ型でも、ノート型でもいいのですが、出来るだけディスプレイサイズの大きなものが良いでしょう。

 

■通信回線:インターネット環境 ──電子書籍の場合、インターネットに接続できることが大前提です。また、ファイルのダウンロード、アップロードにおいてエラーが発生しないよう、出来るだけ光回線等の高速ネット環境をご用意下さい。出来るだけストレスの少ない環境を準備し、電子書籍制作に専念できるようにしましょう。

電子書籍出版のセルフ・パブリッシングでは、基本的に全てのことを自分ひとりで行います。出来るだけストレスの少ない環境を築くことも、電子書籍作家の活動を続けていく上で見逃せないポイントです。

電子製本の制作ミスを防いだり、原稿の執筆の効率化など、メリットは計り知れません。この機会に、ご自身のPC環境を見直してみましょう。

 

【電子書籍出版のヒント】

実際の電子製本作業の際、使い勝手と作業効率が断然違いますので、ディスプレイを2枚使う、マルチ・ディスプレイをおすすめいたします。

これは、デスクトップPCに2枚のディスプレイを繋いだケースです。

マルチディスプレイ(デスクトプ)

こちらは、ノートPCに、外付けのディスプレイを繋ぎ、マルチ・ディスプレイにしたケースです。

マルチディスプレイ

最近は、デスクトップ型が減ってきていますので、こちらのパターンの方が多いかもしれません。

とにかく、一度体験すると、「何でもっと早くマルチ・ディスプレイにしなかったんだろう?」と誰もが口にします。飛躍的に作業効率が向上しますので、これから電子書籍作家を目指す方は、ぜひ、マルチ・ディスプレイで取り組みましょう。

マルチ・ディスプレイの詳しい情報は、「ノートPCだからこそ、”外付け”液晶ディスプレイをフル活用しよう!」をご参照ください。

PC は、電子書籍作家にとって、なくてなならないものですからPCをお持ちでない方はノート型でも、デスクトップ型でも構いませんので、早速1台ご購入してく ださい。その場合、PCの性能は普通のもので大丈夫ですので、ご予算の許す範囲でマルチ・ディスプレイを構築しましょう。

 

 

2.電子書籍出版に必要なPCソフト

電子書籍という言葉には、どことなく専門性の高い響きが感じられます。そのため、例えばAdobeのIllustratorやPhotoshopのように、専門的で値段も高いソフトを使用するイメージがあるかもしれません。

しかしながら、電子書籍のセルフ・パブリッシングの場合、そのような高額なPCソフトを必要としません。

既に、原稿執筆に使うMicrosoft Word(マイクロソフト・ワード、以下Word)をお持ちであれば、それ以外で使用するPCソフトは、すべて無料で入手できるものばかりです。

もし、Word等のワープロソフトをお持ちでない場合ても、無料のテキストエディタを使っての執筆も大丈夫ですので、その点はどうぞご安心を。

ちょっと意外かもしれませんが、実際、電子書籍出版に必要なPCのソフトは、すべて無料で準備することが出来ます。

電子書籍作家を志す者にとって、かなり参加しやすい状況と言えるでしょう。このことは、世界中で電子書籍作家が数多く誕生している、ひとつの要因でもあります。

以下に、実際に必要なPCソフトについてまとめてみました。

 

2-1.必要なPCソフトとは?

■原稿執筆:MS Word ──もし、Wordがお手持ちのPCにインストールされていない場合は、無料のテキストエディタで代用可能です。

ポイントは、原稿を手書きではなくPC上で作るということです。電子書籍は、デンタルコンテンツですので、PC上での作業が基本になります。

 

■電子製本:Sigil (シジル)──最も要となる電子製本ソフトです。

もちろん無料でダウンSigil画面キャプチャロード出来ます。一番大事な電子製本ソフトが、フリーソフトウェアで入手できるのです。これを利用しない手はありません。ただし、お世辞にも使い勝手が良いとは言えませんので、その点は、ご承知おき下さい。

下記サイトから無料ダウンロードして使いましょう。

【ダウンロード】
インストール等、不安のある方は、下記【使い方】のページを参考にしてみて下さい。
>> Sigilのダウンロードはこちらから

【使い方】
Sigilの使い方が、非常に良くまとめられていますので、こちらをご参照ください。
>> Sigilの使い方はこちらから

 

■ファイル検証:Kindle プレビューア ──Amazonからリリースされている、Amazon Kindle用のファイル検証用のソフトになります。

もし、このKindle プレビューアで開くことができなければ、作成した電子書籍のEPUB(注)ファイルに重大なエラーが含まれることになります。そのままでは、Amazon Kindleストアで販売することが出来ません。作成したEPUBファイルが問題なく開くことが出来るよう修正する必要があります。

また、Kindle端末ごとの見え方の違いもシミュレーション出来る機能があります。ダウンロードには若干の時間がかかるソフトですので、お時間に余裕のある時に下記より無料ダウンロードして準備しておきましょう。

(注)EPUB ──電子書籍国際標準フォーマットEPUB(イーパブ)は、電子書籍の規格の1つである。米国の電子書籍の標準化団体の1つである国際電子出版フォーラム (International Digital Publishing Forum, IDPF) が普及促進している公開された仕様の電子書籍用ファイル・フォーマット規格。「EPUB」は“Electronic PUBlication”の意味を持ち「epub」「ePub」などと表記される場合もある。そのオープン性と単純さから、対応する電子書籍のハードウェアやアプリケーションソフトウェアは多く、電子書籍用ファイルの標準規格になっている。

 

【ダウンロード】

最新バージョンは、2.92です(2014年10月11日現在)。Kindleプレビューア

>> Kindle プレビューアのダウンロードはこちらから

 

2-2.あると便利なPCソフト

■表紙・デザイン:GIMP(ギンプ、ジンプ) ──Windows PC標準のペイントソフトでも作GIMPキャプチャ成可能です。しかし、相当の忍耐を必要とします。少なくとも、私は何度挫けそうになったか……。

そんな時、こちらの画像編集ソフトの存在を知りました。レイヤ構造(注)のコツを掴むまでは、簡単とはいえませんが、機能は有料の画像編集ソフトと遜色ないレベルです。ご自分でデザインする範囲でしたら、かなりのものが作れます。

(注)レイヤ構造 ──ペイントソフトなどで、画像の加工・編集を容易にする仕組み。画像を重ねるための仮想的なシートをレイヤと呼ぶ。複数のシートを重ね合わ1枚とみなす構造。

 

【ダウンロード】

フリーソフトウェアにつきインストールは、各自のご判断でお願いします。使用方法等は、ネットで“GIMP”と検索すると多くのサイトがヒットしますので、適宜ご利用下さい。電子書籍出版大学では、GIMPのサポートは行っておりませんのでご了承下さい。

>> GIMPのダウンロードはこちらから

 

【電子書籍出版のヒント】

表紙の作成ですが、基本的にはプロのデザイナーに依頼されることをおすすめ致します。理由は、出来上がりの品質がまるで違うからです。

電子書籍のセルフ・パブリッシングでは、基本的に無料で作成できます。しかしながら、この表紙だけは、予算の許す範囲で有料で作成されることを強くおすすめ致します。

いわゆる“ジャケ買い”の傾向は電子書籍でも見られます。実際、売上にもかなり影響する部分ですので、ぜひご検討下さい。

 

 

3.必要なPCスキルとは?

Wordで文章が作成できて、インターネットでWebを見たり、Eメールを使うことが出来るのであれば全く問題ありません。

また電子製本に必要なPCスキルは、コピー&ペーストです。これも、特に問題となることはないでしょう。

前項でご紹介した、無料ソフトウェアをダウンロード&インストールする必要がありますが、これもインターネットに接続して、普通にダウンロード&インストール出来るレベルで大丈夫です。

いずれにせよ電子書籍出版は、基本操作ができるのであれば、PCの取り扱いに関する特別な知識や技術を前提とするものではありません。この点は、ご安心ください。

 

まとめ

これから電子書籍出版に取り組む場合、最低限必要となるのが、PCとインターネット環境です。しかしながら、これらは既に用意されているケースの方が多いでしょう。

また、使用する各種ソフトウェアもすべて無料でダウンロードできます。紙書籍のような経済的な負担を気にせず、電子書籍のセルフ・パブリッシングにチャレンジすることが可能です。

紙書籍の出版を諦めていた人も、電子書籍なら確実に電子出版することが可能です。

この「電子書籍出版大学」で、電子出版に必要な知識と情報をしっかりと確認し、あなたの電子書籍セルフ・パブリッシングに活用して下さい。

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